スペインタイルアート工房 東京・大阪・宮城女川

おながわ教室便り

宮城県女川町の女川教室より 工房や街のことなど、女川情報を隔月でお届けします。バックナンバーはこちら

【2024年4月号】
桜のたよりが聞かれる季節となりました。先月で震災から丸13年。私たちの工房がスタートしてからは11年が経ち、これもいろんな方の支えがあるからこそと実感しています。
今回は、最近の工房のあれこれのご紹介です。(女川教室 阿部由妃乃) バックナンバーはこちら

まずはワークショップ。

企業様からのご依頼で、東日本大震災の被災状況や発災当時のこと、また女川でスペインタイルを始めるに至った経緯や、タイルに込めた私たちの想い等などもお話しさせていただき、広く海外の方々にも被災地のことを知っていただくワークショップとなりました。
外国の方が多かったので通訳の方も交えて日本語+英語でのお話しです。

今回は、2枚制作してその内1枚を女川に飾らせていただく、というメモリアルワークショップ。大人数だったので2部制で行いました。
午後の部がまさかのほぼ全員外国の方。

英語が話せない私たちはドギマギで・・・でも身振り手振り~翻訳アプリ、そして通訳の方・バイリンガルの方の力を借りながらなんとか終えました。

タイルに興味を持っていただいて真剣に取り組んでくださったのが嬉しかったです!

ご自分のタイルにはサインが書いてあります。

参加された多くは海外からの方でしたが、女川を訪れる機会があればそれを目印に探してほしいです。

焼き上がりがこちら。
やっぱりスペインタイルは鮮やかできれいですね~
このタイルが街中に飾られると思うと今からワクワクします。

話が変わり、テレビ放送でご紹介いただきました。
「突撃!ナマイキTV」という宮城県人ならおなじみの朝のテレビ番組です。

ナマイキ調査隊 ~女川がアツい?!

女川は美味しい食べ物ももちろん沢山あるけど、今、ものづくりがアツい?!という視点で取り上げていただいたのが新鮮でした。 お笑い芸人「ストロングスタイル」のお二人がタイル作りに挑戦されましたよ。

伊藤さんは大好物の「おにぎり」、糸賀さんはトレードマークの「サングラス」を。

こちらのタイルも、設置の日まで大事にお預かりして街に飾らせていただきます!

そして販売では、女川にちなんだ商品もいろいろと増えてきました。
女川町教育委員会監修、その名も「女川オールスターズ」。

町の木「スギ」、町の花「サクラ」、町の魚「カツオ」、町の鳥「ウミネコ」、そして全国トップクラスの水揚げ量の「サンマ」、牡鹿半島の名の通り多く出没する「シカ」、離島に繁殖する「ウトウ」。

クスっと笑いながら、お土産や観光の記念に選んでもらえたら嬉しいですね~。

実は、こちらの「女川オールスターズ」は女川町教育委員会の職員さんがデザインを考えられた作品で、 3月異動で転任される先生へのプレゼントとしてご自分たちでタイルを作り、更にはパソコン台も手作り。

こんなオリジナルなプレゼントをいただいたら最高ですね。

日々お客様からいろんな気付きをいただいて女川らしさがどんどん生まれています。

女川教室 (みなとまちセラミカ工房) HPはこちら