スペインタイルアート工房 東京・大阪・宮城女川

おながわ教室便り

宮城県女川町の女川教室より 工房や街のことなど、女川情報を季刊でお届けします。バックナンバーはこちら

【2025年2月号】
早い方だともうゴールデンウイークが始まって、これまでに埼玉や神戸、さらには北海道など遠方からお客様がいらっしゃっています。
先日、県外からの修学旅行生の皆さんとのワークショップがありました。最後にサプライズもあり忘れられない一日となりました。(女川教室 阿部由妃乃)バックナンバーはこちら

朝早くからの開催でしたので会場準備は前日に済ませ、準備万端で皆さんをお迎えしました。

修学旅行で宮城・女川を訪れてくださったのは、はるばる長野県からの中学3年生の皆さん。
震災学習を兼ねての女川でのスペインタイル作りということだったので、震災当時のことやなぜスペインタイル作りを始めたのか~など、スペインタイルに込められた想いをワークショップの前にお話しさせていただきました。

大人数だったので、会場は役場併設の「生涯学習センター」の広~いホール。

私たちにとっては初めての100人超えです・・・
色々と作戦を練ってスタッフ8人で対応しました。

作業はクラスごとの男子・女子に分かれてスタート。 スタッフ1人で最大18人を指導する感じです。
無事にできるのか…心配でしたが皆さん素直で熱心で、一緒にタイル作りを楽しめました。

今回は、2枚制作してそのうち1枚を女川の街の彩りとして飾らせていただく「メモリアルワークショップ」。
今年も9月に女川の商店街に設置します。

『これ、私がつくったんだよー!』とタイルをきっかけにいつかまた訪れてくれたら嬉しいなぁと思います。
生徒さんたちは『絶対来たい!』『遠かったからなぁ…もし来れたら来ます』とそれぞれ正直なのが良いところ。

タイルには日付やサイン。 これが目印になります。

と、ここまでは普段通りでしたが、最後になんと生徒さん達からの合唱のサプライズが。(これはまだ準備中の写真で、このあと驚いて感激して聞き入っているので写真撮り忘れてます…)

震災関連の歌だったのでさらにグッとくるものがありました。

皆さんには役場にある「女川町東日本大震災慰霊碑」もご覧いただきました。
生まれ変わった新しい街並みが見渡せる高台にあります。

慰霊碑には震災で犠牲になられた町民や、町内で被災された方々のうち、ご遺族の了承が得られた計854名のお名前が刻銘されています。

この「カリヨンの鐘」を元気に鳴らしてくれる生徒さんもいました。

元々震災前の女川駅前広場にあったもので、4つのうち奇跡的に1つだけ見つかったものです。

現在の女川駅がこちら。
4月後半から5月11日まではこいのぼり仕様に。

ゴールデンウイークは多くのお客様で活気づくことを期待しています!
今からはホヤとウニが美味しい時期。
皆さんもぜひ宮城・女川へおいでください。

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