スペインタイルアート工房 東京・大阪・宮城女川

おながわ教室便り

宮城県女川町の女川教室より 工房や街のことなど、女川情報を季刊でお届けします。バックナンバーはこちら

【2026年 11月号】
朝晩の冷え込みが増し、慌てて冬支度を始める頃となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。さて、今年も毎年恒例の「メモリアルタイル」を設置することができました! 今回は、新たに設置したメモリアルタイルをはじめ、女川の街に彩りを添えるスペインタイルの壁画をご紹介します。公営住宅に飾られている作品や、現在進行中の1m四方の大作まで、さまざまなタイルの取り組みをお届けします。(女川教室 阿部由妃乃) バックナンバーはこちら

~サッカー大会のメモリアルタイルが完成!~

前回ご紹介したサッカー大会のタイルが、ついに焼き上がりました!
試合の合間に選手の皆さんが絵付けをしたタイルは、15cm角が全部で44枚。 大会での熱い戦いや仲間との思い出が、タイルという形になって残るのも、メモリアルタイルならではの魅力です。

こちらのタイルは、大会が開催された女川町総合運動場「WACK女川スタジアム」に設置されています。

~今年は320枚! 12年目のメモリアルタイル~

メモリアルタイルの設置場所はもう一か所、シーパルピア女川商店街(道の駅おながわ)です。
昨年の設置から約1年。今年も地元・女川町をはじめ、海を越えて台湾からも、たくさんのお客様に制作いただきました。修学旅行や研修など団体のお客様にもご参加いただき、今年新たに設置できたタイルは、「320枚」。

「震災で色をなくした街に彩りを」
そんな想いから始まったプロジェクトも、今年で12年目を迎えました。 おかげさまで今年も多くの方にご参加いただき、お一人お一人の想いが込められたタイルが街の新たな彩りとなり、キラキラ輝いています。

SNSやホームページで設置のお知らせをしてから約1か月、
「タイル探しに来ました!」「見つけました!」
そんなお声をいただくのはなによりうれしい瞬間です。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございます!

~スペインタイルの壁画 公営住宅編~

実はスペインタイルの壁画は町内の公営住宅にも飾られています。
その中から3か所をご紹介します。

「桜ケ丘東住宅」

こちらは「おらほの壁画プロジェクト」で入居者の有志の皆さんが制作された作品で、女川駅前で行われた獅子振り披露会(次の写真)をモチーフにしたデザインになっています。

一人10cm角のタイルを担当し、全部で54枚。 縦60cm、横90cmの作品です。

ところで「おらほ」という言葉はご存じでしょうか??
「おらほ」とは、「私たちの地元」や「私たちの地域」を意味する方言です。

「荒立住宅」

こちらも入居者の有志の皆さんが制作された作品。
港町女川に、七福神が宝船に乗って福を運んでくる様子が描かれています。 みんなの幸せと町の復興への願いを込めた、縁起の良いタイル画です。

一人10cm角のタイルを担当し、全部で25枚。縦50cm、横50cmの作品です。

「堀切西住宅」

獅子舞、桜のトンネル、商店街レンガ道の正面から昇る初日の出、女川の名物のサンマ、大漁船のモチーフ。
女川にちなんだものや思い入れのあるものを選んでいただき、こちらでお作りしました。

~女川町制施行100周年記念の壁画~

最後にご紹介するのは、現在進行中のプロジェクトです!

今年、女川町は町制施行100周年を迎えました。この記念すべき節目に、女川町教育委員会と協力し、町民の皆さんと一緒にスペインタイルの壁画を制作しています。
今回の制作には、行政区や婦人会、老人クラブ連合会、社会福祉協議会などの団体の皆さんにご参加いただいたほか、一般募集では子どもたちにもご参加いただきました。 町の大切な節目を、皆さんと一緒に形にしていく。 そんな特別なプロジェクトに携わることができ、大変光栄に思います。

『おぉぉ~~~』という歓声とともに。
自分が担当したタイルはどの部分~?
もう少しで完成だね~
並べる時間も、ワクワクするひとときです!

完成まで、残すところあと13枚!
今回使用しているのは、7.5cm角のタイル169枚。
約1m四方にもなる大作です。

町の職員の方が描かれたデザインは、海とともに歩んできた女川の風景や、地域に受け継がれてきた文化、町を象徴するさまざまなモチーフが盛り込まれていて、女川の魅力がギュッと詰まっています。

完成した壁画は、来年、新しくできる社会教育施設に設置される予定です。
どんな仕上がりになるのか、私たちも楽しみです!
設置の様子もまたこちらでご紹介したいと思いますので、ぜひ続報をお楽しみに!



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