スペインタイルアート工房 東京・大阪・宮城女川

2019.4〜5月 スペイン・ポルトガル タイル巡り
第5回 オスーナ後編

コンセプシオン修道院(Convento de la Concepción)

この修道院は、マヨール広場に面していて、カジノの丁度反対側にあります。修道院は閉まっていて見学できませんでした。


修道院の外壁にお菓子のことについて記載したタイルがあります。
「修道院の甘いもの。おすすめは、モロッコのカステラ」
買いたいと思いましたが、量が多そうなので、諦めました。


右奥が売り場です。手前の茶色のタイルがシックです。
売り場の近くにあったタイル。

オスーナ大学

この大学は16世紀に創設された由緒ある大学です。今でも多くの学生達が学んでいます。


大学の外観。左右の塔の上には青と白のタイルが貼られています
オスーナでは、歴史的な建物等に このようなタイルの説明書きがあります。
中庭
中にあった、復元された絵

街中のタイル

マヨール広場にあった、タイルで作られた街の地図 1番上に書いてある VILLA DUCALとは、公爵の街という意味です。
街中の壁に貼られていたタイル。白壁に映えます。こちらは普通の家の扉横にあったタイル。小さなタイルですがよく見ると、エンカルナシオン修道院の壁画のタイルを真似て描いています。


紋章?タイル
La Tertulia とは集まり・雑談という意味、
集会場みたいな場所でしょうか?

エンカルナシオン修道院の正面が描かれています。
グアダルーペ広場のタイル

背景の深緑と額の緑が合っています。中の熊もかわいい
宿泊所の壁にあったタイル。名前は CABALLO BLANCO
意味は、白い馬。文字通り、白い馬が描かれていて
後方には参事会教会も描かれています。
バルの看板。近くにある教会の塔も描かれています。1967年からある老舗のようです。ここで生オレンジジュースを飲みました。量も多く、美味しかったです。
手芸材料店(Merceria)の看板タイル。絵を見ればわかりますね。
一般の家の壁のタイル どれもプリントタイルのようですが、綺麗です。
一般の家のプリントタイル 金色です
一般の家のプリントタイル
左をアップにしたもの。青と黄色が鮮やかですね。

どこかの建物の内部のタイル。新しいタイルのようです。



バルコニーの下のタイルは、通行人の眼を楽しませてくれます。


教会の入口の両脇には、水色のタイル。上には陶器の壺がありました。

普通の家の入口横のタイル。おしゃれですね。
マヨール広場の近くの家。窓の形等が変わっていて、あちこちにタイル装飾がありました。
そのアップ写真。クエルダセカタイルです。

一般のお家の天井にもタイルがありました。

オスーナの陶器屋

手描きの絵付けをする陶器屋さんにいきました。


街の名前OSUNAとシンボルである参事会教会がデフォルメされた 絵がかわいいです。Oの文字が太陽になっています。
下の大きなお皿の真ん中には 参事会教会が描かれています。
真ん中の黄色の陶器には、やはりデフォルメされた参事会教会が。 左右の壺や、前の4枚の小皿は エンカルナシオン修道院の壁画のタイルが描かれています。 後方右の大きな壺の絵は、秋を表す絵が描かれています。
このお皿もエンカルナシオン修道院の壁画の絵です。 折角なので壁画を描いたタイルを1枚買いました。 お店の人に私も絵付けをしている話をしたら、仲間だねと言われました。

街の様子

市庁舎の時計台
古そうなアーチ。左にあるバルの名前が El Arco、
アーチというそのままの意味に思わず笑いが。

教会の塔。スペインの青空に映えます。
瀟洒な建物が続く通り。
この通りにある侯爵の館のホテルに宿泊しました。

1階の窓が張り出した形の家が多いです。
古く、由緒ありそうな大きな家がたくさんあります
左の家の扉のアップ。左右のねじれた石が面白いですね。
こちらのお屋敷も個性的。石の彫刻が凝っています。
こちらのお屋敷は、まだ住んでいるようです。

由緒ありそうな家の門。扉の上には石で掘られた紋章がついています。
私が宿泊した侯爵のお屋敷を利用したホテルです。 説明タイルの記載にもありますが、オスーナ公爵邸ではなく ゴメラ侯爵邸です。

ホテルの入口にあった説明タイル。
ホテルの中庭
ホテルには祭壇もあります。昔の高貴な方の屋敷内には お祈りする場所があるところが多いです。

エル・コト・デ・ラス・カンテラス(El Coto de las Canteras)

オスーナの街のはずれに、採石場の跡地のような場所があります。

詳しくはわからないのですが、お屋敷の壁や門に凝った石の彫刻が多くみられるので、もしかしてここの石が使われているのかもしれません。

現在は採石はしておらず、内部を見学できます。内部の大きな空洞はパーティやフラメンコショーなどのイベントにも使われています。

全体の外観
外周りの様子。とても大きくて、写真にうまく収まりません。



入口。左右に彫刻があります。 下に開いている扉がおおむね高さが2メートル位ですから、 如何に周りが大きいかわかると思います。
入口横の彫刻のアップ
内部にあった細かい彫刻。これもかなりの大きさです。
アップ
左上隅に人の顔が。

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